hap 勤務医ファネル戦略 提案書

作成日: 2026年3月26日
背景: ヒアリング調査レポート + 黒崎・間宮MTG議論を踏まえた施策提案
テーマ: 「誰に・どのフェーズで・何をするか」の整理

1. 前提整理:なぜ上流を抑える必要があるのか

現状の課題

解決の方向性

開業を志す「前の段階」の勤務医を抑えることで、オプテック(レセコン)とhap(承継理事長)の両方のリード源を構築する
[勤務医プール] → [開業検討] → [開業実行] → オプテック導入
                              └→ [承継検討] → hap理事長候補

2. 勤務医ファネルとフェーズ別施策

ヒアリングから判明した勤務医のキャリアフェーズを5段階に整理し、各フェーズで何をすべきかを提案。

ファネル全体像

Phase 1: 学びフェーズ(卒後1〜3年)
  ↓
Phase 2: 専門性確立フェーズ(3〜7年)
  ↓
Phase 3: 独立意識芽生えフェーズ(5〜10年)  ← ★ここを最優先で抑える
  ↓
Phase 4: 開業準備フェーズ(独立1〜3年前)
  ↓
Phase 5: 開業実行フェーズ

Phase 1 学びフェーズ(卒後1〜3年)

代表例: 平田様(25歳・1年目)

項目内容
特徴技術習得に集中。独立は漠然と「30〜35歳」。経営知識ゼロ
ニーズ臨床スキルアップ、キャリアの方向性模索
施策低負荷の接点構築。SNS(Instagram)での症例コンテンツ配信、勤務医向け1Dのような学習プラットフォームへの誘導
優先度 まだ開業が遠すぎる。ただしデータベースには入れておく

Phase 2 専門性確立フェーズ(3〜7年)

代表例: 鈴木先生(29歳・4年目)、小口先生(28歳・4年目)

項目内容
特徴年間数十万〜400万を勉強会に自己投資。専門分野が定まりつつある
ニーズスタディグループ、技術セミナー、同世代の横のつながり
施策会員制コミュニティ(勤務医限定)の構築。ここが最も施策を打つべきフェーズ
優先度最高

Phase 3 独立意識芽生えフェーズ(5〜10年)

代表例: 藤野先生(38歳・12年)、日野先生(39歳・15年)

項目内容
特徴「自由にやりたい」「でも不安」の狭間。ChatGPTに相談するレベルで相談先がない
ニーズ経営の基礎知識、資金計画、先輩開業医との接点
施策ビジネススクール型プログラム + 開業済み先生のメンタリング
優先度

Phase 4 開業準備フェーズ(独立1〜3年前)

代表例: 林先生(43歳・今年中に決断)

項目内容
特徴決断を迫られているが「お金の知識がない」「借金したことがない」で止まっている
ニーズ具体的な開業プランニング、物件・設備・採用の実務支援
施策hapの承継提案 / オプテックの開業パッケージ提案。個別コンサルティング
優先度(コンバージョン直前)

Phase 5 開業実行フェーズ

代表例: (ヒアリング対象外)

項目内容
特徴開業を決定済み。物件契約〜オープンまで
ニーズレセコン選定、内装、採用、集患
施策オプテック導入提案。ここは現状のオプテック営業がカバー済み
優先度(既存営業でカバー)

3. 最重点施策:勤務医向け会員制コミュニティ

コンセプト

「Under40 Dental Leaders」(仮)
— 開業前の意識高い勤務医だけが集まる、歯科業界版「Breakthrough GRID」

参考事例

なぜコミュニティなのか(ヒアリングからの根拠)

ヒアリング結果コミュニティへの示唆
全員がLINE利用LINE公式でコミュニティ運営・連絡が可能
年間数十万〜400万を勉強会に自己投資有料コミュニティへの支払い抵抗が低い
相談先は「身近な先輩」のみ横のつながり・メンターへのニーズが大きい
独立に何を準備すべきかわからない経営知識コンテンツへの潜在需要あり
Instagram で症例・セミナー情報収集SNS経由の集客が有効
「勤務医にスポットライトが当たらない」承認欲求・帰属意識を満たせる

運営イメージ

┌─────────────────────────────────────────────┐
│  Under40 Dental Leaders(勤務医限定コミュニティ)  │
├─────────────────────────────────────────────┤
│                                             │
│  ■ 月2回ディスカッション(オンライン/オフライン)    │
│    - 経営基礎講座(資金計画・採用・集患)          │
│    - 開業済み先生のゲストトーク                   │
│    - 千賀先生など著名院長のセミナー               │
│                                             │
│  ■ 会員制バー(デンタルランド1F活用)             │
│    - 月1〜2回のオフラインイベント                 │
│    - 衛生士スタッフも参加 → 現場目線のアドバイス    │
│    - 間宮さんがバーテン的ポジションで関係構築      │
│                                             │
│  ■ オンラインコミュニティ(LINE or Slack)         │
│    - 日常的な情報交換・質問                      │
│    - 症例共有・キャリア相談                      │
│                                             │
└──────────┬──────────────────┬────────────────┘
           │                  │
     ┌─────▼─────┐     ┌─────▼─────┐
     │ オプテック   │     │  hap      │
     │ リード獲得   │     │ 理事長候補  │
     │(開業時に    │     │(承継に     │
     │  レセコン導入)│     │  興味ある人)│
     └───────────┘     └───────────┘

収益モデル(hap経済圏の循環)

1. コミュニティ会員(勤務医)がいずれ独立を決断
   → オプテックのレセコン導入(売上)

2. 独立 = 元の医院からドクターが抜ける
   → 元の取引先医院に採用代行を提案(売上)

3. コミュニティ内で承継に興味を持つ人が出現
   → hapの承継理事長候補としてマッチング(売上)

4. 承継先医院にもオプテック導入
   → さらにレセコン売上

4. 具体的なアクションプラン

Step 1: 企画整理(今週〜来週火曜MTGまで)

Step 2: MVP検証(1〜2ヶ月目)

Step 3: 本格運用(3〜6ヶ月目)

Step 4: 経済圏構築(6ヶ月〜)


5. リスクと対策

リスク対策
勤務医の集客が難しい(お金もやる気もない層が多い) ターゲットを「意識高い勤務医」に絞る。入会審査制にすることで希少性・ブランド価値を担保
オプテック取引先からの引き抜きと見なされる 「開業セミナー」ではなく「ビジネススクール/コミュニティ」として位置づけ。勤務先の理事長にも案内し「御社のドクターの成長に」と訴求
運営リソースの不足 オプテック社内の遊休人材を運用部隊として活用(間宮さん提案)。黒崎さんは方針策定に集中
短期的な収益が見えにくい 「緊急度は低いが重要度は高い」施策として位置づけ。中長期のLTV視点で経営陣を説得

6. 来週火曜MTGの論点案

  1. ターゲットフェーズの確定: Phase 2(専門性確立期)vs Phase 3(独立意識芽生え期)、どちらを主軸に?
  2. 施策フォーマットの選択: ビジネススクール型 vs 会員制コミュニティ(バー含む) vs ハイブリッド
  3. オプテックとの座組: リソース(人・場所・予算)をどこまで活用できるか
  4. タイムライン: いつから着手するか。目先のリソース制約との兼ね合い
  5. 初期集客: ヒアリング済み勤務医への声がけ + オプテック取引先経由の案内